転職を決めた人が、どこかの段階で打ち込む言葉があります。「Webマーケター 転職 内定率」。知りたいのは、自分が普通の位置にいるのかどうかです。

ところが、検索した結果を上から順に開いていくと、様子がおかしいことに気づきます。求人一覧が出てくる。エージェントの紹介記事が出てくる。読んでも読んでも、肝心の数字が出てこない。

出てこないのには理由があります。この記事は、その理由からほどいていきます。数字が公開されていない仕組み、出回っている率が何を数えたものなのかの見分け方、本誌が持っている数字とその限界、そして自分の数字を自分で数える方法まで、順番に整理します。

こんなふうに調べていませんか

  • 「Webマーケター 転職 内定率」で調べたのに、Webマーケターに絞った数字がどこにも見つからない
  • 「内定率が高い」と書いてあるサービスを見かけたが、何と比べて高いのか分からない
  • 何社出せば普通なのか分からないまま、返事の来ない応募だけが増えている

この記事を読み終えたときに手に入るもの

  • Webマーケター転職の内定率が公開されていない理由を、自分の言葉で説明できるようになります
  • 出回っている率が誰を分母にした数字なのかを見分けられるようになります
  • 外の平均に頼らず、自分の数字を自分で数えられるようになります

結論30秒でわかる、この記事の結論

  • Webマーケター転職の内定率という数字は、探しても出てきません。 職種で区切って集計している主体がいないためです。
  • 出回っている率は、誰を数えたかが違うだけで、計算そのものはどれも正しく行われています。
  • 比べられるのは、分母をそろえられる場所だけです。それができるのは、応募した本人の手元です。
探しても出てこない数字の、扱い方無いと分かった時点で、やることが変わります探しても出てこない数字の、扱い方無い職種で区切った率は作られていない隠されているのではなく、数える立場の人がいない読む出ている率は、数えた相手が違う計算は正しく、母集団だけがずれている数えるそろえられるのは手元の分母だけ全部の応募を知っているのは出した本人鈴木さん無いと分かった時点で、やることが変わります
探しても出てこない数字の、扱い方 — 無いと分かった時点で、やることが変わります

進行役は、これから転職に踏み出す若葉さんと、すでに副業で案件を回している高梨さん。答えるのは鈴木さんです。

01Webマーケター転職の内定率は、調べてもなぜ出てこないんですか?

七海さん
七海さんの発言

内定率で調べているのに、求人サイトばかり出てきます。私の探し方が悪いんでしょうか。

鈴木さん
鈴木さんの発言

探し方の問題ではないと思います。その数字は、そもそも作られていないんですよ。

内定率という数字を出すには、集計する主体が必要です。誰かが応募と結果を数えて、割り算をして、公表する。この一連の作業をやる人がいて初めて、数字は世に出ます。

ところがWebマーケターという職種で区切った場合、その作業をやる立場の人が見当たりません。企業は自社に届いた応募しか知りませんし、支援する側は自分たちが関わった人しか知りません。すべての応募を知っているのは、応募した本人だけです。

本人は自分の結果を公表しません。だから、この率はどこにも集まらないまま残ります。数字が見つからないのは検索のしかたではなく、集計そのものが行われていないことの結果です。

もう一つ、職種で区切ることの難しさもあります。Webマーケターという呼び名は、求人によって指す仕事の範囲が違います。広告の運用が中心の募集も、記事の企画が中心の募集もある。同じ名前で数えても、中身がそろいません。

この章のまとめ

「見つからない」ではなく「作られていない」と捉え直してください。捉え直した瞬間に、次にやることが変わります。

02上位に並ぶWebマーケター転職の記事は、内定率をどう扱っているんですか?

この記事を書くにあたって、「Webマーケター 転職 内定率」で上位に出てくるページを1件ずつブラウザで開き、本文の中で「内定率」という言葉がどう使われているかを確かめました。実測日は2026年8月30日です。

結果はこうでした。Webマーケター転職の内定率を数字で示していたページは、ひとつもありませんでした。

探していたものと、見つかったもの同じ言葉でも、置かれ方がまるで違いました探していたものと、見つかったもの同じ言葉でも、置かれ方がまるで違いました探していたもの母数が書かれた集計いつの期間かが分かるもの職種で区切られたもの判断の材料になる形実際にあったものサービスの売り文句支援先を選ぶときの判断項目数字が添えられていない形容読んで安心はできるが、比べられない
探していたものと、見つかったもの — 同じ言葉でも、置かれ方がまるで違いました

言葉としては出てきます。ただしその多くは、支援サービスの売り文句としてでした。「選考対策で高い内定率」「内定率は業界でも上のほう」。

どれも、何を分母にしたのかが書かれていません。 高いという形容だけが残ります。

もうひとつの使われ方は、エージェントを選ぶときの判断項目としてでした。実績を見るときに内定率も見ましょう、という文脈です。ここでも具体的な数字は添えられていません。

一方で、数字そのものは別の場所にあります。転職一般(職種を問わない)の記事には、応募社数や選考の通過率が数字つきで載っています。ただしそこに「Webマーケター」という条件は入っていません。 職種も経験の有無も混ざった集計です。

この章のまとめ

上位に並ぶ記事で「内定率」は、数字ではなく形容として使われていました。数字を探しているつもりで、形容を読んでいることがあります。

03内定率という言葉は、Webマーケター転職でどこからどこまでを数えているんですか?

数字を読む前に、その率がどの区間を測っているのかを決めておく必要があります。ここがずれていると、正しい数字どうしを比べても結論が合いません。

選考は段階に分かれています。応募して、書類が通って、面接に進んで、内定が出る。内定率はこの全部を通した最後の割合です。途中の段階の通りやすさとは別のものを測っています。

どこからどこまでを数えた率なのか測っている区間が違えば、別の数字ですどこからどこまでを数えた率なのか測っている区間が違えば、別の数字です1応募するここが分母。出した数がそのまま入る2書類が通る入口の通りやすさ。ここで閉じる率もある3面接に進む最後まで通す率には、ここも含まれる4内定が出るここが分子。人を数える
どこからどこまでを数えた率なのか — 測っている区間が違えば、別の数字です

区間が違うと、同じ人の活動でも数字がまったく変わります。書類が通りやすくても面接で止まっていれば、内定率は上がりません。逆に、応募を絞って書類を丁寧に作っていれば、応募の数は少なくても内定率は高く出ます。

率が高いことが、そのまま「進みやすい」を意味するわけではありません。 分母を小さくしても率は上がるからです。この点は、数字を見るときにいちばん誤解されやすいところです。

書類選考の段階だけを切り出した通過率については『Webマーケター転職の書類選考通過率と内定率、混同しやすい違い』で扱っています。段階の切り分けをもう一段細かく知りたい場合は、そちらもあわせてご覧ください。

この章のまとめ

内定率は最後まで通した割合です。途中の段階の通りやすさとは別物なので、混ぜて読むと判断がずれます。

04Webマーケター転職で見かける数字は、誰を分母にした内定率なんですか?

七海さん
七海さんの発言

転職一般の記事なら数字が載っています。あれを目安にしてはいけませんか。

明石さん
明石さんの発言

目安にしてもいいのですが、その数字が誰を数えたものかを先に見てください。 分母が違えば、同じ言葉でも別の数字です。

出回っている率は、それぞれ違う集団を数えています。計算そのものはどれも正しく、母集団だけがずれています。

書かれている率と、数えた相手率が違うのではなく、集めた人が違います書かれている率と、数えた相手率が違うのではなく、集めた人が違います書かれている率実際に数えた相手転職者の率職種を混ぜた集計。求人の集まり方が違う登録者の率支援を受けた人だけの集計年代別の率経験のある人が多く混ざった集計昨年の率募集の出方が今と違う時期の集計
書かれている率と、数えた相手 — 率が違うのではなく、集めた人が違います

たとえば支援サービスが出す率は、そのサービスを最後まで使った人を分母にしていることがあります。途中で活動をやめた人が入っていなければ、率は高く出ます。これは操作ではなく、集計の対象をどこで区切ったかの問題です。

企業が出す率も同じです。自社に届いた応募だけが分母になります。応募をやめた人、そもそも応募しなかった人は入りません。どの数字も、その主体から見える範囲でしか数えられていません。

だから読み方はこうなります。率の高さを比べるのではなく、その率が自分と同じ条件の人を数えているかどうかを見る。条件がそろっていなければ、数字の大小に意味はありません。

この章のまとめ

率が違うのではなく、数えた相手が違うだけです。まず分母の説明を探し、書かれていなければ比較には使わないでください。

05未経験という条件は、Webマーケター転職の内定率の分母をどう変えるんですか?

未経験という条件が入ると、分母はさらに狭くなります。ただし狭くなる場所が、思っているところとは違うことがあります。

重なった条件だけが、比べられます重ならない部分は、当てはめても意味を持ちません重なった条件だけが、比べられます重ならない部分は、当てはめても意味を持ちません公表された率の分母自分が置かれている条件職種を問わない転職者/経験のある人/支援を受けた人狙う職種が決まっている/実務の経験がない/経路を自分で選ぶそろっている条件そろっている条件 : ここだけが比較に使える
重なった条件だけが、比べられます — 重ならない部分は、当てはめても意味を持ちません

まず、応募できる求人の数が減ります。経験を必須にしている募集には出せません。ここは分母そのものが小さくなる部分です。

次に、応募が集まりやすい求人に人が集まります。経験の少なさを織り込んでいる募集は数が限られるため、そこに似た経歴の人が重なります。分母は小さいのに、競う相手は増えるという形になります。

最後に、書ける材料が前職に寄ります。実務の経験がないぶん、書類の中身は前職からの言い換えと、自分で作った成果物になります。ここは分母の話ではなく、まだ動かせる場所です。

公表されている率の多くは、この3つの条件を区別していません。だから未経験の人が自分に当てはめると、実感と合わない数字になります。合わないのは自分の側ではなく、条件がそろっていないからです。

この章のまとめ

未経験という条件は、分母を狭め、競う相手を重ね、書ける材料を前職に寄せます。 公表された率は、この3つを区別していません。

06本誌が出せるWebマーケター転職の内定率は、何を数えた数字なんですか?

ここで、本誌が持っている数字を出します。母数と対象期間を欠かさず添えます。 添えられない数字は出しません。

数字対象母数対象期間出典
内定率 約9割(90.9%)転職サポートを継続して利用した人約50名2025年に活動を完了した人WEBMARKS転職サポート実績集計
転職成功者は全員がWebマーケティング実務ポジションで内定就職・転職の報告があった卒業生報告があった卒業生のみ(全卒業生を網羅せず)2024年〜2025年の報告ベース同、就職・転職報告集計
キャリア実現率 93%転職成功または月10万円以上の案件獲得を達成した人200名2023年卒業生WEBMARKS定量実績集計
準備期間で区切った内定率―――社内に集計なし(2026年8月8日時点で確認)
本誌が出せる数字と、その分母分母を添えられない数字は、ここに置きません本誌が出せる数字と、その分母分母を添えられない数字は、ここに置きません90.9%継続して利用した人の内定率約50名が分母。最後まで並走した人だけの集計報告実務ポジションでの内定報告があった卒業生だけが分母。全員ではない93%キャリア実現率転職と案件獲得を合わせた集計。転職単体ではない
本誌が出せる数字と、その分母 — 分母を添えられない数字は、ここに置きません

読むときの注意を書いておきます。内定率の90.9%は、活動を最後まで並走した人だけを対象にした数字です。途中でやめた人や、条件を大きく変えた人がどうだったかは、この集計からは分かりません。

キャリア実現率の93%は、転職と副業・フリーランスの成果を合わせた集計です。転職単体の成功率として読み替えないでください。 また、対象人数も対象期間も違うため、90.9%と平均したり足し合わせたりすることもできません。

この章のまとめ

数字は、母数と対象期間とセットでしか意味を持ちません。 単体の率だけを取り出して持ち歩かないでください。

07準備期間で区切ったWebマーケター転職の内定率が無いのは、なぜなんですか?

この記事のもとになった問いは、準備期間の長さと内定のしやすさに関係があるか、というものでした。結論を先に書くと、その集計は社内にありません。

無い理由は3段に分かれます。

期間で区切った集計が無い理由三つのうち一つでも欠けると、数字になりません期間で区切った集計が無い理由三つのうち一つでも欠けると、数字になりません層に分けていない個々の記録はあっても、期間で区切って数えていない記録が残っていない開始と内定の日付を体系立てて残す運用が無い起点が決まらない学び始めた日か、書き始めた日か、出し始めた日か
期間で区切った集計が無い理由 — 三つのうち一つでも欠けると、数字になりません

いちばん下は、起点が決まらないことです。準備期間の始まりを、学習を始めた日にするのか、書類を作り始めた日にするのか、応募を始めた日にするのか。ここが決まらないと、同じ活動でも期間が変わります。

真ん中は、記録の運用です。活動の開始日と内定日を体系立てて残す仕組みが、これまで整備されていませんでした。個々のやり取りは残っていても、日付を軸にした形にはなっていません。

いちばん上は、集計の作業です。記録があっても、期間で層に分けて数える作業をしていなければ、数字にはなりません。

この点は編集部として正直に開示します。準備期間が短いほど有利か、長いほど有利かという問いに、この記事のデータだけで答えることはできません。 今後、記録の運用が整えば追記します。

この章のまとめ

無い理由は、起点・記録・集計の3段でした。どれか1つでも欠けると、数字にはなりません。他社の集計を読むときも、この3段が埋まっているかを見てください。

08会社が公表するWebマーケター転職の内定率は、どこを疑うんですか?

明石さん
明石さんの発言

数字が載っている記事を見つけると、つい安心してしまいます。

鈴木さん
鈴木さんの発言

そこがいちばん危ないところです。載っていることと、比べられることは別なんですよ。見るのは4か所だけなので、先に決めておくと迷いません。

準備期間と内定率を結びつけたデータを他で見かけたら、鵜呑みにせず中身を確認してください。見るところは4つです。

公表された率は、この四か所を見てから読みます一つでも書いていなければ、比較には使えません公表された率は、この四か所を見てから読みます一つでも書いていなければ、比較には使えません誰を母数にしたかが書いてあるか規模が小さいほど、一人の結果が全体を動かすいつの期間の集計かが書いてあるか募集の出方は時期で変わる何をもって成功と数えたかが書いてあるか含める範囲が広いほど、率は上がる途中でやめた人が外れていないかうまくいかなかった人ほど報告をしない
公表された率は、この四か所を見てから読みます — 一つでも書いていなければ、比較には使えません

1つ目は母数です。対象が数十名の規模なら、1人の結果が全体の数字を大きく動かします。母数が書かれていない率は、そこで読むのをやめて構いません。

2つ目は対象期間です。募集の出方は時期によって変わります。古い期間の集計を、いまの判断にそのまま使うことはできません。

3つ目は、何をもって成功と数えたかです。転職だけを数えたのか、副業や案件獲得も含めたのか。含める範囲が広いほど率は上がります。

4つ目は、除外された人がいるかどうかです。途中で活動をやめた人や、報告をしなかった人が集計から漏れていると、実態より良い数字に見えます。うまくいかなかった人ほど報告をしないので、この漏れは起きやすいものです。

この章のまとめ

疑うのは数字の大きさではなく、母数・期間・成功の定義・除外の4か所です。1つでも書かれていなければ、比較には使えません。

09自分のWebマーケター転職の数字は、どうやって数えるんですか?

七海さん
七海さんの発言

外に数字が無いなら、何を基準にすればいいんでしょうか。

明石さん
明石さんの発言

自分で数えます。分母をそろえられる場所は、自分の手元にしかありません。 難しくはなくて、残すのは4つだけです。

記録するのは、応募したもの全部です。返事が来なかったものも入れてください。ここを外すと、分母が閉じません。

手元で数えるなら、残すのは四つだけ項目を増やすほど、記録は続かなくなります手元で数えるなら、残すのは四つだけ項目を増やすほど、記録は続かなくなります1出した日返事待ちなのか終わったのかを分ける軸になる2求人が求めていた経験あとで直す場所を切り分けるときに効く3出した経路経路が違うものを混ぜて数えないため4結果と、分かった日返事が無いものは、閉じる線を先に決めておく
手元で数えるなら、残すのは四つだけ — 項目を増やすほど、記録は続かなくなります

書き足すのは4つです。出した日。その求人が求めていた経験。

出した経路。結果と、それが分かった日。項目を増やすほど記録は続かなくなるので、この4つで止めます。

返事が来ないものの扱いは、先に決めておいてください。一定の日数が過ぎたら終わりとみなす、という線を自分で引きます。線が無いと、いつまでも分母が確定しません。

自社v1では、記録のつけ方を架空の例で示していました。実務経験の棚卸しに着手した日、職務経歴書の初稿ができた日(添削3回)、応募を開始した日、面接対策の実施回数(4回)、内定した日。この例では、棚卸しから応募開始までが約40日、応募開始から内定までが約46日でした。ただし1件の記録だけでは、この日数が早いのか遅いのか判断できません。

この章のまとめ

自分の数字は、返事が来なかった応募まで入れて初めて意味を持ちます。 閉じる線を先に決めておいてください。

10記録を段階で分けると、Webマーケター転職の準備はどう変わるんですか?

数を数えるだけでは、直す場所は決まりません。段階に分けて数えると、そこが決まります。

まとめた数字は、直す場所を隠します分けて数えた瞬間に、次の一手が決まりますまとめた数字は、直す場所を隠します分けて数えた瞬間に、次の一手が決まりますひとまとめに見ていたとき手元に残るのは内定の数だけ選考そのものに弱いと感じる書類も話し方も直したくなる限られた時間を、効かない場所に使う段階と経路で分けたとき書類は読まれていると分かる止まっている段が特定できる直すのは一つに絞れる比べる相手が、先月の自分になる
まとめた数字は、直す場所を隠します — 分けて数えた瞬間に、次の一手が決まります

書類が通っていないなら、直すのは書類です。書類は通るのに面接で止まるなら、直すのは話し方の準備です。両方を同時に直すと、どちらが効いたのか分からなくなります。一度に変えるのは、一か所だけにしてください。

経路でも分けます。エージェントを通した応募と、自分で出した応募では、書類が人の目に触れるまでの過程が違います。分母が違うものを混ぜて数えると、率の意味が消えます。

分けて数えると、外の平均を見る必要がほとんど無くなります。比べる相手が「先月の自分」になるからです。条件が近い相手は、他人の平均より自分の過去のほうです。

この章のまとめ

段階と経路で分けると、直す場所が一つに決まります。 まとめた数字は、直す場所を隠します。

11数字が見つからないとき、Webマーケター転職の準備は何を基準にするんですか?

外の平均が使えないとなると、何を基準に進むのかという問題が残ります。ここが、上位の記事が触れていない場所です。

基準を「期間の長さ」に置くと苦しくなります。何か月やれば足りるという線は、誰も持っていないからです。代わりに、準備物がそろったかどうかに置きます。

外の平均が無くても、進み具合は測れます物差しを、外から手元へ移すだけのことです外の平均が無くても、進み具合は測れます物差しを、外から手元へ移すだけのことですはじめに棚卸しが済んだか前職の経験を、判断と結果の形で書き出せているかつぎに証拠が形になったか手を動かした跡を、人に見せられる形にできたかそのあと書類が一度通ったか読まれる形になっているかの、最初の確認最後に話す準備ができたか聞かれたときに、判断まで戻って話せるか
外の平均が無くても、進み具合は測れます — 物差しを、外から手元へ移すだけのことです

この4つは、自分で見て分かります。棚卸しのメモが書けているか。見せられる成果物があるか。

書類が一度でも通ったか。聞かれたときに判断まで戻って話せるか。どれも他人の平均を必要としません。

準備の全体像は『Webマーケターの転職準備、未経験が進める順番と4つの工程』で扱っています。書類の中身を前職から言い換える手順は『Webマーケター未経験の職務経歴書、前職の経験を翻訳する5手順』にあります。

数字が無いことは、進めない理由にはなりません。進み具合を測る物差しを、外から内に移すだけのことです。

この章のまとめ

基準は期間ではなく準備物に置きます。4つとも自分で見て分かるので、外の平均が無くても進み具合を測れます。

12面接や相談の場で、Webマーケター転職の内定率をどう使うんですか?

最後に、数字の使い方の話をします。率だけを持ち出しても、たいていは話が進みません。

率の持ち出し方で、返ってくる話が変わる相手が見る場所を、こちらから指定できます率の持ち出し方で、返ってくる話が変わる相手が見る場所を、こちらから指定できます率だけを出したとき何社出したかの話で終わる相手も一般論で返すしかない帰り道に何も決まっていない情報が足りないので、相手も動けない段階と経路を添えたときどこで止まっているかが伝わる見てほしい場所を指定できる直す場所が決まって帰れる同じ相談時間でも、持ち帰るものが違う
率の持ち出し方で、返ってくる話が変わる — 相手が見る場所を、こちらから指定できます

エージェントや先輩に相談するとき、「なかなか通りません」だけでは相手も一般論でしか返せません。段階を添えると変わります。書類は通るが面接で止まっている、経路はこちらが多い。 ここまで言えると、相手が見る場所を指定できます。

面接で聞かれた場合も同じです。応募の状況を聞かれたときに、数だけを答えると印象の話になります。どの前提の求人に出しているか、そこで何を見直してきたかを添えると、判断のしかたを見せる場面に変わります。

自社の数字を持ち出す場合も、母数と対象期間を添えてください。添えずに率だけを出すと、この記事の前半で扱った「形容としての内定率」と同じものになります。

この章のまとめ

率だけでは話が進みません。段階と経路を添えると、相手が見る場所を指定でき、直す場所が決まって帰れます。

13よくある質問

Webマーケター転職の内定率はどれくらいですか

職種で区切った内定率は公開されていません。上位に出てくるページを1件ずつ開いて確かめましたが、Webマーケター転職の内定率を数字で示したページはありませんでした(実測日: 2026年8月30日)。集計する立場の人がいないため、数字そのものが作られていません。

準備期間別の内定率データはありますか

いいえ、ありません。この記事のために社内の集計を確認しましたが、転職活動の準備期間で区切った内定率のデータは、2026年8月8日時点で存在しませんでした。起点の定義・記録の運用・集計作業のどれもが整っていないためです。今後の整備で追加できる可能性はあります。

内定率90.9%は、転職活動を始めた人全員に当てはまりますか

いいえ。対象は、転職サポートを継続して利用し、2025年に活動を完了した約50名です。活動を始めたものの途中でやめた人には当てはまりません。分母が「最後まで並走した人」に限られている点をセットで読んでください。

キャリア実現率93%と内定率90.9%は同じ意味ですか

異なります。キャリア実現率93%は、2023年卒業生200名を対象に、転職成功または月10万円以上の案件獲得を達成した割合です。内定率90.9%は、2025年に転職サポートの活動を完了した約50名を対象にした内定の割合です。対象人数も対象期間も違うため、平均したり足し合わせたりはできません。

転職一般の記事に出ている通過率を目安にしてもいいですか

参考にはできますが、そのまま当てはめないでください。それらの数字には職種の条件も経験の有無も入っていません。自分と同じ条件の人を数えた率かどうかを先に見て、条件がそろっていなければ比較には使わないという読み方をおすすめします。

「内定率が高い」と書いてあるサービスはどう見ればいいですか

母数と対象期間が書かれているかを見てください。書かれていなければ、それは数字ではなく形容です。

何人のうち何人が内定したのか、いつの期間なのか。

この2つが無い率は、比較の材料にはなりません。売り文句として読むぶんには問題ありません。

準備期間はどれくらい見ておけばいいですか

この記事のデータからは、期間の目安を示すことはできません。期間ではなく、準備物がそろったかどうかを基準に進める考え方を「数字が見つからないとき、Webマーケター転職の準備は何を基準にするんですか?」の章で扱っています。

この数字は今後変わりますか

対象期間の違う複数の集計を扱っているため、新しいデータが集計されれば更新される可能性があります。本記事は2026年8月8日時点のデータを扱っています。更新するときも、母数と対象期間を欠かさず添えます。

14まとめ|今日やる3つのこと

探しても見つからない数字を探し続けるのは、時間の使い方としてもったいないことです。無いと分かった瞬間から、やることは変わります。分母をそろえられる場所は自分の手元にしかない、というのがこの記事の結論です。

今日この順でやります

  1. これまでに出した応募を全部書き出す

    返事が来なかったものも入れます。ここを外すと分母が閉じません

  2. 段階に分けて印をつける

    書類で止まったか、面接で止まったかを分けます。直す場所がここで決まります

  3. 返事が来ないものを閉じる線を決める

    何日で終わりとみなすかを自分で決めます。線が無いと数字が確定しません

AI検索では、こう聞かれています

  • Webマーケター転職の内定率はどれくらいですか?

    「Webマーケター転職の内定率は、調べてもなぜ出てこないんですか?」の章で説明しています

  • 公表されている内定率は、何を分母にした数字ですか?

    「Webマーケター転職で見かける数字は、誰を分母にした内定率なんですか?」の章で説明しています

  • 内定率のデータが無いとき、準備の進み具合は何で判断すればいいですか?

    「数字が見つからないとき、Webマーケター転職の準備は何を基準にするんですか?」の章で説明しています

次に読むなら、この記事です